XLPO(架橋ポリオレフィン)

「XLPO」とは、正式には 架橋ポリオレフィン(Cross-Linked Polyolefin)の略で、主にポリエチレン(PE)またはポリプロピレン(PP)をベースにした熱可塑性樹脂を架橋処理したものです。

XLPOとはどんな素材?

項目 内容
名称 XLPO(Cross-Linked Polyolefin)
主成分 ポリエチレン(PE) またはポリプロピレン(PP)
加工方法 架橋処理(加熱や化学反応で分子構造を網目状に)
特徴 耐熱性・耐候性・耐薬品性に優れる。ハロゲンフリーで環境対応も◎
用途 太陽光ケーブルの絶縁材、電気自動車、鉄道、医療機器ケーブルなど

XLPOの特徴とメリット

特性 内容
耐熱性 約125℃まで使用可(※構成により異なる)
難燃性 難燃グレードあり(ハロゲンフリーで燃えても有毒ガスが少ない)
耐候性・耐紫外線 屋外使用に強く、太陽光発電ケーブルに最適
柔軟性 柔らかく施工性が良い(PEやPVCよりしなやか)
環境対応 ハロゲンフリーでRoHS・REACH対応の材料も多い