JIS C3665-1-2

JIS C 3665-1-2:2007(2023年改正)は、電気ケーブルおよび光ファイバケーブルの難燃性を評価するための試験方法を規定しています。この規格は、垂直に設置された単一の絶縁電線やケーブルが火災時にどの程度延焼するかを評価するための試験手順を定めています。

規格の概要

  • 正式名称:電気ケーブル及び光ファイバケーブルの燃焼試験―第1-2部:絶縁電線又はケーブルの一条垂直燃焼試験―1kW予混炎による方法
  • 対応国際規格:IEC 60332-1-2:2004(IDT)
  • 最新改正:2023年8月21日

試験の目的と適用範囲

この規格は、垂直に設置された単一の絶縁電線、ケーブル、または光ファイバケーブルが火災時にどの程度延焼するかを評価するための試験方法を定めています。試験には1kWの予混合ガス炎を使用し、ケーブルの難燃性を評価します。

試験方法の概要

  • 試料の準備:長さ600mm±25mmの単一の絶縁電線またはケーブルを使用します。
  • 試験装置:JIS C 3665-1-1で規定された装置を使用します。
  • 炎の適用:試料に1kWの予混合ガス炎を一定時間照射します。
  • 評価基準:燃焼後、上部支持材の下端から炭化の開始点までの距離が50mm以上であること、また炭化の長さが540mmを超えないことが合格基準となります。

当社はロットごとに試験を行っています。

安全なケーブルを提供できるように、当社では全てのケーブルでロットごとに難燃性試験を行っており、ロットで管理しております。

難燃性試験
難燃性試験
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