アルミCVT
コストダウンするなら 絶対に アルミCVT!
アルミCVTは盗難にも強い!

アルミ製のケーブルは盗難されにくい!
アルミ製ケーブルは市場価格が安いため、金属窃盗犯にとって盗難するメリットが少なく、リスクを犯してまで盗難することを避けようとします。
また、アルミ製CVTは太陽光発電所の他に使用できる場面が少なく、再販のメリットがありません。また、リサイクル業者に持ち込む際も不審に思われる事が多く引き取りを拒否することがあります。
「価値が低い」「売却しにくい」「手間がかかる」ということから、盗難リスクが低いとされています。
結果的に盗むメリットがない!
アルミCVTはメリットが多い!
アルミCVTケーブルとは、導体にアルミニウムを使用したCVTケーブルのことで、コスト面で銅ケーブルを使うより大きなメリットがあります。
銅ケーブルと比べて1/2~1/3のコスト
アルミは銅と比べて価格が安く安定していますので、銅ケーブルと比べて半分程度の費用で導入できます。特に使用距離が長い現場ほど大幅なコストダウンが可能です。
軽量で施工性が良い
銅よりも比重が軽いため、敷設作業が楽になります(特に地中埋設や架空引き込み時に有利)。

アルミCVT と 銅CVT の比較
項目 | 内容 |
---|---|
導体材料 | スズメッキ軟銅線 |
絶縁体材料 | XLPO(架橋ポリオレフィン) 》XLPOについて詳しく |
シース材料 | XLPO(架橋ポリオレフィン) 》XLPOについて詳しく |
定格電圧 | DC 1500V |
短絡時最高温度 | +250℃ |
低温曲げ | -40±2℃でクラックが発生しないことを確認。(IEC60811-504) |
使用環境温度 | -40℃ ~ +125℃ |
発煙濃度試験 | 透過率≧60%(IEC61034-2) |
最小曲げ半径 | ≧4D |
アルミCVT のデメリット
アルミCVTは銅CVTに比べて導電率が60%となりますので、1.5~1.6倍程度の断面積のアルミケーブルが必要となります。
銅CVT(断面積) | アルミCVT(目安) |
---|---|
38㎟(銅) | 60㎟(アルミ) |
60㎟(銅) | 100㎟(アルミ) |
100㎟(銅) | 150〜160㎟(アルミ) |
150㎟(銅) | 240㎟(アルミ) |
200㎟(銅) | 325㎟(アルミ) |
銅ケーブルとの接続には専用のコネクタが必要
アルミCVTは銅ケーブルと接続する際に専用のコネクタ(接続金具)が必要となります。太さの異なるケーブルを確実に接続し、導電を妨げることなく確実に接続します。
よくある質問と回答
CVTとはどんなケーブルか?
架橋ポリエチレン(XLPE)絶縁、ビニルシースの三芯電力ケーブルで、主に6.6kVや22kV、33kVの高電圧配線に使用される電力用ケーブルです。
CVTのTはTriple(トリプル)のTで3芯となっております。他に2芯のCVD(ダブル)、4芯のCVQ(クワトロ)、単芯のCVがあります。
太陽光発電ではどこに使われる?
特別高圧・高圧連系のPCS~キュービクル~高圧受電設備間での送電ラインに使用されます。特にメガソーラーや自家消費型の工場設備などで広く採用。
CVTは屋外使用できるか?
はい。シースに耐候性ビニルを使っており、地中埋設・電柱間架線・屋外ダクト内敷設など様々な環境に対応します。
銅とアルミ、どちらが主流か?
銅導体がまだ一般的ですが、コスト重視の現場ではアルミCVTを採用されるケースが増えております。
また、銅ケーブルと違って安価なため盗難されにくい(盗難のメリットがない)ことも大きな魅力となっております。
端末処理や接続方法は?
》アルミ-銅 接続金具の詳細はこちら